学校のすぐ近くに京セラ本社があります。京セラはテレビのブラウン管に使うファインセラミック部品の製造からスタートした企業です。50数年に及ぶ成長を経て、今や世界に253の子会社や事業所を持つグローバル企業になり、電子機器、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミックなどの分野に進出したコングロマリット企業になっています。また言うまでもなく、その創業者である稲盛和夫氏は、松下幸之助氏(パナソニック創業者)、本田宗一郎氏(本田技研工業創業者)、盛田昭夫氏(ソニー創業者)と並んで「経営の神様」と称され、その経営手法である「アメーバ経営」は世界的に知られています。ですから、ここは日本の企業経営や理念にふれる絶好の場所ですが、大学院進学クラスのメンバーが志望する大学院に合格し、落ち着いて勉学に取り組める余裕が生まれるまで、なかなか見学を実施することができませんでした。今、ようやく何人かが入学試験に合格し、ほっと一安心している時期なので、ゆっくり見学するゆとりも生まれました。これから日本の大学院で経営を学ぶ皆さんは、表面的にではなく事象の真髄を究明する研究活動を始めます。今からプロフェッショナルな心構えで勉強していきましょう。(姜記)
2013年10月18日|カテゴリー:校外学習