3月10日、卒業式を行いました。今年の卒業生は、初年度の課程を日本で履修できず、母国でオンラインで履修した学生です。そのため、彼らはいきなり同じ時期に入学した他の学生の「先輩」になりました。それでも皆、日本にいる間に「後輩」のお手本となり、無事に進学してくれました。自分の目標のために日本語の学びを始めた者と、一定の日本語能力を身につけ、卒業していく者が同じ校舎で学んでいるからこそ、学校の伝統が生まれます。コロナ禍による入国制限のため、学校の伝統が途切れかけたにもかかわらず、それを支えてくれた卒業生に対して、卒業を祝うと同時に感謝します。(門中記)
2023年03月17日|カテゴリー:お知らせ